皆さんは好きな人に対して、どのように行動しますか? どんなに好意を持っていても、何もしなければ想いは伝わりません。就職活動も同じ。気になる会社を見つけても、アクションを起こさなければ、企業はあなたのことを知らないまま。
そこで皆さんと企業との架け橋になるのが「エントリー」です。
これは、「御社に興味を持っています」という気持ちの表れでもあります。
また、企業側にはエントリーした学生の情報をもとに、セミナー日程をはじめ選考スケジュールについて情報を発信していくケースが多くみられます。有益な情報を手に入れるためにも、興味のある企業には積極的にエントリーをすることが大切。ちなみに学生一人当たりの平均エントリー数は81.46社。(※)この数字から、学生はその企業に少しでも興味を持った段階で、エントリーに動いていることがわかります。
※2007年(株)毎日コミュニケーションズ調べ
エントリーには「個別エントリー」と「一括エントリー」の2種類があります。
ここでその違いを確認しておきましょう。

これは企業に1社ずつエントリーをすること。
特定の企業を志望する場合は、個別エントリーがオススメです。企業側にも
「(業界・業種ではなく)御社に興味を持っています」
という意思を伝えることができるでしょう。


業界・業種、企業規模、企業特徴などで絞り込み、条件に見合った企業に対して一括でエントリーできるのが、この方法です。
これは個別エントリーに比べ、非常に効率的。
情報収集が鍵を握る就職活動。まずは一括エントリーで多くの企業にアプローチするとよいでしょう。

エントリーは就職サイトの企業ページ、企業ホームページのエントリーフォームなどを通して行うことができます。就職活動において、一般的なのが就職サイトを通してのエントリー。
・・・・・・というわけでエントリーの前に、就職サイトへの会員登録を忘れずに。
一度登録するとエントリー時には名前や住所、大学、学部学科などの情報が自動的に企業側に伝わるため、その都度情報を入力する必要がありません。
登録後はID、パスワードが発行され、自分専用のマイページが完成。企業からのメッセージ管理や選考結果を確認するツールとして活用できるため、就職活動が本格化する前に準備をしておきましょう。

次に企業ホームページからエントリーする場合。名前、住所など個人情報のみでエントリー可能な企業もあれば、志望動機、志望業界・業種について簡単なアンケート項目を設けている企業もあります。ただこの内容が選考結果につながることはほとんどありませんのでご安心を。
どちらにしても、選択肢を広げるために多くの企業にエントリーしてみましょう。
「まずは自分を知ってもらおう!」 そんな“積極性”もエントリーには必要かもしれませんね。
就職活動はここからが本番!エントリー後は、会社資料やDM(ダイレクトメール)、セミナーの案内状など、企業から多くの情報が皆さんのもとに届きます。これらの情報を活用して、企業への理解を深めていきましょう。なかには、就職サイト上のマイページやパソコンのメールアドレスに、エントリー学生のみを対象とした情報が届くことも。「知らなかった・・・・・・」と後悔しないためにも、小まめに情報をチェックするようにしましょう。