自分だけのオリジナルは？

面接の季節ですね。
今、みんなは面接に対して、
どんなことを感じてるんでしょうか？

「面接がすごく好きで、次の面接が楽しみでしょうがない！」
っていう人もいれば、
「緊張するし、上手く話せないから苦手・・・」
っていう人もいますよね。

面接の極意とか、
「面接では、こう答えよう！」的なノウハウ、
スキル系の情報がたくさんありますが、

個人的には、面接は“素”が大切だと思っています。

それは最近、学生を面接する機会があって改めて認識したのですが、

「御社を希望するのは、御社の商品を通じて
　感動価値を体現したいからです」

とか、

「お客様のために、働きたい」
「御社で新しいことに挑戦しながら、成長したい」・・・etc.

というようなことは、
それはそれで大切なことなんですが、

ある意味、誰にでも言える内容なんです。
（シニカルな言い方でごめんなさい）

「面接官は、きっとこういうスローガン的なことを
　耳にタコができるくらい、たくさん聞くんだろうなぁ。。」

なんて、思ってしまいました。
たった数人と面接しただけで。

誤解のないように伝えたいと思いますが、
「貢献したい」とか「成長したい」という
そういう想いはすごく大切だと僕も思っています。

だけど、それだけだと伝わってこないんです。
“あなた”というキャラクターが。

キャラクターが伝わってこないと、強い言葉で言えば、
面接官にとってあなたは“不審者”になっちゃいますよね。
何者だか良くわからないから。あなたという存在が。

“不審者”とつき合いたいと思う人は、多分いないと思いますし、

誰かとつき合うときも、いくら「好きです！」とか
「つき合ったら、こういうことしたいんです！」

って一方的に、どわぁ〜っと語られても、

「・・・」

って感じになりませんか？

・・・、

ちょっとオーバーな例かもしれませんが、
面接においても、面接官は一緒に働きたいと思う人や
自分の会社に必要だと思う人を探しているわけです。

そういう意味では、あなたのキャラクター、
人間味を感じられる話がしたいのではないでしょうか？

とした時に、
あなたは面接で、“自分の”話をしていますか？
あなたにしか語れない話をしていますか？


「え、自分にしか語れない話なんてわからない・・・」


そういう人に、１つヒントを。

自分が体験してきた話。
あなたの体験談は、あなたにしか語れない貴重な話です。

別に突飛な体験である必要はないんですよ。

サークルの話でも、バイトの話でも、
その体験を通じて、自分が感じたこと、考えて行動したこと。
その全てが、あなただけのオリジナルな話になります。

あなたの考え方、行動パターン、
感性がにじみ出る話になると僕は思っています。

そういう話をする際には、自分を飾る必要はありませんし、
ありのままの自分を語るのが一番伝わるものです。

あるがままの自分のキャラクターで語りあって、
上手くいかなかったとしたら、それは自分と合わなかったということです。

面接に落ちるのは残念なことかもしれませんが、
変に自分を着飾って、自分と肌の合わない会社に就職してしまうより、
よっぽどいいと、僕は思いますよ。

次回、面接に行くときは、
ぜひ自分オリジナルな体験談を意識してみてくださいね。



【内定にぐぐっと近づくポイント】

誰にでも語れるスローガンを語るより、
自分にしか語れない体験談を語ろう。

自分を着飾って面接に挑むより、
自分の「素」のキャラクターを語ろう。

【内定にぐぐっと近づく質問】

「自分がいつも語っているスローガン的な志望動機は？」

「もっとも自分のキャラクターがにじみ出るエピソードは？」

「自分にしか語れない体験談は？」


【ワンポイント ADVICE】

面白いなと思った体験談を１つ、事例として。

「A社の説明会が、他の同業他社と比べて
参加して１番楽しかったし、参加者として感動した。

説明会という場も、“感動”という企業理念が
体現されていたと感じたし、深く感銘を受け、
ますます入社したい気持ちが高まりました」


【コーチからのリクエスト】

自分のキャラクターがよく伝わるエピソード、
体験談をいくつか思い出して、友達に語ってみよう。
相手はどんな印象を受けたか、フィードバックももらってみよう。


今回を以ってネオキャリア就職ナビ2009版　コーチング講座は終了となります。

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