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起業家物語

ドリコム誕生前夜――。失敗の経験が、飛躍の土台でした。

ドリコム誕生前夜――。失敗の経験が、飛躍の土台でした。

「将来の夢は発明家」――。

それが、小学校時代の卒業文集に書いていた僕の夢。
起業した今は、ヒット商品を生み続け、エンターテイメントあふれる生活を一人でも多くの人に提供することが、究極の夢です。

創業前、仲間と決めた「ドリーム+コミュニティ」という社名。
当時からの熱い想いは変わりません。創業5年目の2006年には、「株式会社ドリコム」として東証マザーズへ上場しました。

僕の人生は決して順風満帆だったわけではありません。高校時代は全く勉強についていけず、担任の先生にも「お前は将来、何がしたいんだ?」と心配されるような学生だったんです。

実は、高校1年生の終わりにバイトで貯めた10万円を軍資金に、いきなり家出をしたことがあります。もちろん当時はアパートなんか借りるお金はないので、毎晩、友達の家やファミレスで過ごしていました。自然と、授業中が貴重な睡眠タイムに。先生の声を子守唄にスヤスヤと眠る僕は、すぐに授業についていけなくなりました。当然といえば当然ですが……若かったですね(笑)。

それでも第1希望は京都大学。理由は「ノーベル賞受賞者を輩出している大学」だから。高3の夏あたりから受験を意識し始めたのですが、ようやく日経新聞の面白さに目覚めたぐらい。偏差値は40を切り、現役時代は受験校すべて不合格という散々の結果でした。

“ベンチャー企業”への興味

予備校生活を始めるうちに、勉強よりも興味が膨らんだのが“ベンチャー企業”に対してでした。もともと、僕の中では「発明家=新しいモノを生み出す人」。ベンチャー企業も、新しいサービスや製品を市場に送り出す存在。ベンチャー系のイベントや経済シンポジウムに参加するのが面白くて、ちょくちょく顔を出していました。バイトに遊びにセミナーに、毎日明け暮れた楽しい予備校生活でしたね。

それでも、「京大進学」という希望は捨てていませんでした。が、秋になり、模擬試験で返ってきた結果はオールE判定。落ち込む僕の姿を見て、「お前は本当に京大を受ける気、あるのか?」と高校時代の先生に言われたんです。「このままで終わりたくない!」。その瞬間、スイッチが入りました。ある意味、腹をくくったのです。

それからは毎朝8時50分に起床し、猛勉強を開始。大学受験の参考書を見ても理解できなかったため、高校受験時の参考書に遡り、1日のスケジュールと取り組む量を決め、確実に進めていきました。決めた時間までに勉強が終わらなければ、睡眠を削って何が何でも終わらせる。当時は1週間で5kgぐらい痩せましたね。
そして……。努力は、結果を連れてきました。
毎月の模試ごとに、偏差値が10ずつアップ。翌年春、京大に入学することができました。

大学入学当時から、「自分で新しいビジネスを始めてみたい」と思い続け、大学1年生の終わりにアルバイトで貯めたお金を元手に1度目の起業をしました。しかし全く手ごたえなく、見事なまでに失敗。どうやったら成功できるのかを知りたくて、3〜4社の会社に潜り込みました。今で言うインターンのような感じです。そこで、商売の大切なイロハを学びました。

そして、1度目の起業から2年後。22歳の夏。
「起業したい人、集まれ!」と書いたビラを、立命館や京大、同志社など京都を中心とした大学のキャンパスに張って仲間を募り、「学生団体ドリコム」を立ち上げました。

次回は本格的な創業に向けた過程について、お話していきたいと思います。

プロフィール

株式会社ドリコム
代表取締役 内藤裕紀
1978年7月7日生まれ 京都大学経済学部中退

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