起業に至るまで その1
私は現在、株式会社ブラスという会社の社長をしています。
仕事内容は「ハウスウェディングの運営」
一軒家貸し切りタイプの結婚式場を建設し、自社で結婚式を運営しています。
まずはどういう経緯で起業したかをお話しましょう。
私は21歳の時、初めて親しい友人の結婚式に招待されました。
その時に任された役が司会者だったのです。
今思うとそれが運命の出会いだったのですが、それにはまったく気づかずただただ懸命に手書きの台本を作り、わけもわからず司会をしました。
もう15年以上も前の話ですが、友達の涙にとにかく感動したことを覚えています。
そして「達明、お前うまいね!すごく良かったよ」とみんなに褒められたのです。
おだてられると乗りやすいみずがめ座のO型ですから、それ以来調子に乗り「結婚式の司会は俺に任せろ」という感じになったのです。
友達が適齢期にさしかかる時代とも重なり、友人から友人へと輪が広がっていった中転機が訪れました。
自分の結婚式のことです。
当時たまたま仕事上の付き合いのあった地元テレビ局のアナウンサーが、僕の結婚式の司会を買って出てくれたのです。
その司会振りは衝撃でした。
会場をワイヤレスマイク片手に動き回り、手当たり次第にインタビューしたり際どいツッコミをいれたりするのです。
言葉遣いはまったく普通で、いわゆる披露宴言葉といわれる過剰な敬語は一切使わないのです。
僕は思いました。
「このスタイルいいなぁ〜」
さっそく次に依頼のあった結婚式でこれを自分流にアレンジして試したのです。
結果は「おもしろ〜い」「河合さんのお陰で今日は本当に楽しいパーティーになりました」
今まで以上の反応があったのです!
「よ〜し、これだ。やりたいようにやっていいんだ!」
しかしこれがこの後の活動において大きな障害になっていくのです。
次回は起業に至るまで その2を、お話していきたいと思います。
【第2話】起業に至るまで その2
株式会社ブラス
代表取締役 河合達明