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起業家物語

ビジュアルリサーチに関わる全ての人を幸せにする

賃貸管理データベースシステム『SpaceManeger』誕生前夜。

不動産業界を対象に、賃貸管理ソフトの開発・販売・保守を一貫して提供するサービスを主軸事業としているのが、私たちビジュアルリサーチ。
自社開発のソフトウェアを使い、お客様の問題解決を目指すコンサルティングを行っています。
設立から12年。
この5年で200%の成長を果たしました。
約750社に導入されている『SpaceManegerX』(賃貸管理データベースシステム)をはじめとした製品やサービスを、大手不動産会社をはじめ多くの企業様にご利用いただいているおかげです。

「ビジュアルリサーチに関わる全ての人を幸せにする」
これが当社の理念であり、私と社員みんなの願いです。

私たちが最終的に目指しているのは、「ビジュアルリサーチを日本一良い会社にすること」。
規模や売上は関係ありません。社員みんなの夢の一端が、会社の中にある。そんな会社を創っていきたいと考えています。

とはいっても、この理念や考えは、起業当時から明確だったわけではありません。目標や理念を掲げる余裕も無く、ただひたすら目の前のことでいっぱいの時期もありました。それに、学生の頃はほんとに何も考えずに過ごしていたんですよ(笑)。では、私の学生時代からお話しましょう。

目標無く過ごした学生時代。新卒3年目で感じた将来への危機感。

学生時代は、法学部に在籍していました。アルバイトをしたり友達と遊んだり、それなりに楽しく毎日を過ごしていました。きっと、今のみなさんと変わらない生活を送っていたと思います。大学3年生に上がる頃には卒業単位はほぼ取れていて、すでに学生生活自体に飽きていました。その頃の自分は、「何かをしたい」という想いが本当に無くて、社会に出て働くということの意味も、あまり分かっていなかったと思います。

実際に就職活動をはじめても、働くイメージというのはよく掴めませんでした。今と違い、企業情報がインターネットで手軽に入手できるわけではなく、自宅に届けられる分厚い情報誌や大学の就職課からでしか情報が得られない時代でした。

新卒生の私は、一番身近でモノの流れがダイレクトに分かると感じた、“アパレル業界”でキャリアをスタートすることになりました。

婦人服の店長職に就いた私の仕事は、本部のバイヤーが仕入れてきた商品を店の在庫に合わせて補充したり、アルバイトの女の子をマネジメントするのが主な業務。人事権はなく、バイヤーに転向できるわけでもない店長の仕事。3年経つころには、「このままじゃ、やばいな」という思いが頭の中をよぎるようになりました。

「自分は、何をやりたいんだ?」

本気で自分がやりたいことを考えた初めての時期でした。そんな私の頭に浮かんだのは、会議室でスライド資料を映しながら会議を行う自分の姿でした。けれど、それをやってみたいと思ったものの、どこに行けばそれが出来るのか分からない状態。
そこで、「自分の幸せの8割が電気店にある」と言えるほど大の電気製品好きな私は、「コンピュータ会社の営業だったらできるのでは?」と思い、システム会社に転職を決断したのです。

転職後半年でシステムのトップ営業マンに。業界の流れを読み、独自にシステムを開発。

今で言う第二新卒だった私は、ほかの新卒と一緒にプログラム研修を2ヶ月ほど受けたあと、営業に配属されました。そして半年後には、他部署から声がかかるくらいの営業マンに成長していました。

3年間の社会人経験で、“社会的戦闘能力”は確実についていました(“社会的戦闘能力”というのは、経験して初めて分かる社会の仕組みなどに上手く対応する能力を指して、私が社員によく言う言葉です)。自分自身が効率よく動く働き方も分かっていたので、定時には帰っていましたが、会社の恩恵は全て受けようと、外部から内部の研修まで、積極的に参加をしました。とにかく商品知識をつけなければならない仕事でしたが、みんなの前でそれをするのではなく、見えないところでやりました。
入社して1年ほど経った頃、会社は上場準備に入りました。営業の立場として、上場準備の際にどういったことが必要なのかを知れたのは、私にとって価値のある経験だったと思います。

こうしてシステム営業として5年経った頃、時代はちょうどバブル期の終焉に差し掛かり、ソフトウェア業界では、淘汰が始まっていました。

業界内で生き残るためには、今までのように企業からの受託案件を個別に受けるだけではなく、パッケージソフトウェアの販売にシフトすべきだと感じた私は、上司に提案を上げました。企業ごとの受託開発は、案件ごとに技術者の人件費が発生するため、非常にコストがかかるからです。
もちろん、一人ひとりのお客様に丁寧に対応することは大切です。しかし、それ以前に、大勢のお客様が共通して利用できるパッケージのシステムが必要だと私は考えたのです。

結局、会社にその考えは受け入れられませんでした。私自身、まだ若くて生意気だったせいもあるかもしれません。しかし、間違いなくその時代がくると確信していた私は、不動産に強い友人とSEをしていた友人と3人で不動産管理システムのソフトウェアを開発し、独自に展示会へ出品することにしたのです。

次回は「友人と開発した『Space Manager』を展示会へ。そして起業。」です。

プロフィール

株式会社ビジュアルリサーチ
代表取締役 渡邊章二

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