なぜベンチャーか？――それは僕自身の会社を決める基準が「自分の存在価値」を示せることだったから。会社にインパクトを与えられたら、それって自分の軌跡になる。また、ルールや文化を自分の手で創っていければ自分の成果が見えやすいし成長も実感しやすいですからね。

入社して4年目を迎えましたが一番変わったのが、仕事に対する視点でしょうか。1年目は「目標を達成したい」その一心。2年目からは部下を持ち、マネジメントする側になりました。部下の責任は自分の責任。部下がちゃんと成長できる環境を整えることも自分の仕事だと思っています。組織を見るようになり、視点が高くなりましたね。

僕らは重要な局面に立っている企業と求職者、双方をつなげる重要な立場にいます。当然間違った情報は提供できないし、そういった意味でエージェントビジネスは非常に公共性の高いものであると感じています。責任は重大ですが、このプレッシャーが今の自分には心地いい。こんな仕事、なかなか巡り会えるものじゃないですよ（笑）。

実は今、会社の約20％の予算を自分の組織によって占めています。自分達で結果を出して事業部や会社に貢献しようという気持ちにさせられますね。ここまでいくと本気で仕事が面白い。自分の存在価値を示したいという入社当時の想いがこうして実現できているわけですからね。

ここにきて思うは結局自分次第ということ。常に目的意識をもってそこに向けてレールを敷けているかどうか。それは意識によって変わってくるものです。

会社にいて仕事を創る人間、そして仕事に追われる人間。
――前者の方が圧倒的に面白い！あなたもそう思いますよね？

実は大手志向だった私。就活活動を進める中どこかで感じていました。「何か違う……」と。そんな中足を運んだのがネオキャリアの説明会。イキイキとした先輩社員の姿が衝撃的でした。「こんな風に成長したい！」――入社を決めるまでそう時間は掛かりませんでしたね。

現在は新卒採用を行なうクライアント企業に対して、採用支援ツールをご提案するのが私の仕事。多くのお客様と話していると、「採用のプロ」として自分に課せられている責任を感じますし、社内外問わず、物事に対して責任感が芽生えたことが、まず一つ収穫でした。

……とはいってもやはり思い通りに進まないもの。うまくいかないなら何かを変えなくては！と奮起し、今までの営業手法を見直しました。企業のリストアップの仕方、アポ設定の時間など。すると面白いように結果が出るようになり、その月の目標を達成！入社から1年経つ直前の3月、チーフに昇格しました。

次なる目標はアシマネ（アシスタントマネージャー）。今、上司から教えてもらっていることを自分も部下に伝えられるように、教えている自分をイメージしています。営業トーク、提案書作成一つとっても上司から学ぶことは山ほどあります。今のうちに多くのことを吸収したいですね。

社会人2年目を迎えた今、同世代の子と話していると仕事に対する意識の違いを感じることがあります。やっぱりそれはネオキャリアのおかげ。「選んでよかった」その誇りを噛み締める毎日です。

もともと何かを生み出すことが好きだった私はベンチャーなら力を発揮できると思っていました。……でも甘かった。今まで順調に進んでいたことがネオキャリアでは上手くいかない。それだけココには自分と同じ考えを持ったメンバーが揃っていたということです。

お客様先で「何でそこまで頑張れるの？」「他社の営業マンとはスタンスが違うね」と言われることが度々ありますが、当たり前のこと。ネオキャリアが自分をそうさせてくれたんです。

1年目の秋。ある企業に対して「どうしても採用を成功させたい!」と意気込み、社長ブログや資料をひたすら読み込み、臨んだ商談。最後に「鈴木さんにお願いするよ」と言われたときは嬉かったですね。

その後もお付き合いが続いていますが、あるとき私の提案が強すぎてお叱りを受けたことも……。さすがに落ち込みました。でも驚いたのはその翌日。社長のブログに前日の私との出来事が綴られていたんです。その記事を見て涙が止まりませんでしたね。自分とちゃんと向き合ってくれているからこそ叱ってくれた。この日のことは今でもよく憶えています。

今はアシスタントマネージャーになるべく、日々研鑽しているところです。
まだまだ足りない部分もありますが、昇進したらその役職に見合うよう更に努力する自分がいるはず。だから部下を持つ自分の姿は既にイメージできています（笑）。あとは一日も早く、実現するのみです。