まず重視されるのは「読みやすさ」
企業によっては何万通も送られてくるエントリーシート。
当然すべてがきちんと読まれるはずはない。
まず明暗を分けるのは「読みやすさ」だ。
じっくり目を通してもらえるように書く
採用担当者は、まず手に取ったエントリーシートの全体を見て、それから内容にざっと目を通す。その段階で字が汚かったり、空欄が多かったりしていると即、『NG』。それ以上は見てもらえない。
斜め読みして「いいな」という印象のものだけが、次の「じっくりと内容を読む」という段階に進めるのだ。
誤字・脱字は問題外
丁寧な字で書くことは大事だが、あまりに「小さい字がびっしり」では、読み手には苦痛。字の大きさ、行間などのバランスを考え、読みやすいものに仕上げよう。ラインがないものは最初に鉛筆で線を引き、それに合わせて書くときれいに記入できる。
誤字・脱字はもちろんダメ。
うろ覚えの漢字や送りがなは、きちんと辞書で調べること。
修正液が使用されているのは見苦しいので、なるべく使わない。空欄や余白が目立つのも、熱意を感じてもらえない。すべての欄の最終行まできちんと埋めること。
メリハリがポイント
できるだけ箇条書きにし、重要な語句にはアンダーラインやかっこ書き、太字を使って、メリハリのある書き方にする。
よいエントリーシートというのは「言葉が目に飛び込んでくる」という。
ただし、指定がない限りカラーペンを使うのはやめ、黒か濃紺の万年筆や水性ボールペンを使用する。なぜ丁寧な字がよいのか
丁寧に書かれている事や、修正液が使われていないという事は、二つの理由から好まれる。 第一は熱意。本当に入りたい企業であれば、多くの時間を割いて、十分に下書きをして臨むので、丁寧に間違いもなく書かれていて当然だ。
第二は事務能力。
丁寧でミスが少ないか、という点での評価基準となる。