エントリーシートはビジネス文書
エントリーシートに書く文章を「作文」と勘違いしている人が見受けられる。
エントリーシートは「ビジネス文書である」ことを胆に銘じて、簡潔に書こう。
質問の主旨に忠実に答える
まず大事なのは、「質問に忠実に答える」こと。
簡単なようだが、回答の内容がズレている人が意外と多い。
例えば、「あなたがこれまでの人生でもっとも感動したことと、その後のあなたに与えた影響は?」という質問の場合、影響まで書いて初めて質問に正確に答えたことになる。
「この質問では何が問われているのか」をよく考えて、相手の意図に沿った回答をすること。
相手はきちんと質問の主旨を理解しているか、という点もチェックしているのだ。
最初に結論を述べる
次に求められるのは「端的である」こと。まどろっこしいのは嫌がられる。
まず結論を述べ、それからその理由について説明しよう。
何事も、まず結論から言う癖をつけておくと、面接にも役立つ。
一つの文章を短めに
「端的に」書くためには、箇条書きにするのがベスト。
文章にする場合でも、一つ一つの文章を短く切っていくように心がけよう。
修飾語は省く
作文と勘違いしていると、美文、名文を目指して、修飾語が多くなりがち。余計な飾りは取り除き、生き生きとした文章にすることが大事だ。
短く書くことは案外難しいので、何度も推敲する必要がある。最初にだいたいの文章を書き、あとから削っていくとすっきりとした文章になる。
全体のバランスを考える
箇条書きにしたり、改行を多くすると、書く分量、字数は少なくなる。それによって内容が薄くなってしまわないように、欄の大きさとのバランスも考えて、書く内容を吟味しよう。
ビジネス文書=「事務的」「無味乾燥」ではない。
簡潔すぎておもしろみのない印象ではないか、客観的に評価してみよう。