素材以外を扱うメーカーには、主に自動車や食品、アパレル、農・林・水産、建設、住宅、不動産、電子・電機・精密機器、化粧品、医薬品などが挙げられ、主に川上メーカーから仕入れた素材を加工し、製品を造り出します。
大きく分類すると、川中となる機械・電子部品などの中間財と工作機械などの生産財、川下となる自動車、食品、アパレル、家電、化粧品などの消費財に分かれます。
中でも消費財メーカーでは、BSEや鳥インフルエンザ、製品表示偽装などが問題視されている食品メーカー、事故の危険性があるため機器の回収を行った家電メーカー、耐震偽装等が騒がれる建設・住宅メーカーなど、時には人間の命に関わる問題へと発展する可能性のある問題が取り沙汰されました。
こうした一連の問題から消費者も敏感になっており、価格だけでなく安全性が問われる時代となっています。