企業が抱えるあらゆる経営上の問題を調査・分析し、それに対する解決策・施策を打ち出し実行するのがコンサルティング業界の主な任務。経営戦略をはじめとして、人事、会計、ネットワークシステムなど、取り扱う分野は多岐に渡ります。
最近では、金融再編にともなう企業間の合併による経営統合のためのコンサルティング需要が高まったほか、IT技術の発展によるシステム系コンサルティングの需要は今後も続くと見られています。
今後、グローバル化の波に乗り、国際市場を視野に入れた戦略等を必要とする企業もますます増えてくることが予想されます。コンサルティング会社の中には外資系も多く、そうした場面においては、外資系コンサルティング企業が国際的なネットワークを活かした情報収集や経営戦略で強さを発揮していくでしょう。
また、“コンサルティング”という言葉はこの業界に限ったものではなく、マーケティング部隊を持つ広告代理店や、社員の採用・教育などを手掛ける人材サービス会社、ITシステムの構築などを行うソフトウェア会社など、他業界の企業が各専門分野においてコンサルティングまで請け負う場合も多くなってきています。