1974年に1号店が開業以来、年々店舗数を増やし、今やすっかり私たちの生活に密着しているコンビニエンスストア。
幅広い商品展開と24時間営業で右肩上がりの成長を遂げてきましたが、ここへ来て厳しい状況を目の当たりにしています。
コンビニ経営には直営とフランチャイズの2パターンがあり、加盟店に経営を任せ、そのロイヤリティを本部に収めるフランチャイズ経営のほうが主となっています。しかし、店舗数が伸びる一方で既存店の売上高は減収が続き、やむなく閉店する店舗も少なくありません。まさに今業界全体は飽和状態。勝ち残りのためには他社との差別化のための取り組みが必須となっており、オリジナル商品の開発や海外への出店、ATMや郵便ポストの設置をはじめとした生活
サービスの充実など、各社あの手この手で対策を練っています。
さらにライバルは同業だけに留まらず、最近では24時間営業のスーパーも出現し、今後も競争はますます激化。 各社とも自社の独自性をいかに打ち出すかに、生き残りへの道がかかっています。