個人消費の落ち込みやショッピングセンター(SC)、専門店の攻勢が影響し、しばらく不況が続いた百貨店。
2000年頃からは経営破綻する店舗も出はじめ、各社とも苦しい状況下に置かれています。
しかし、リストラによる人件費削減や、採算の合わない店舗の閉鎖など、各社で再生を図った結果、少しずつですが業績は上向きに。
また最近は、百貨店同士のグループ化の動きが活発で、経営統合や業務提携による商品仕入れや物流の効率化も、利益向上に貢献しています。
そのほか、店舗の改装、中高年層やメンズなどターゲットに合わせた商品展開、フェアやイベントの開催、ポイントカードの導入など、様々な手法で顧客の獲得に力を入れています。