専門店とは、衣料品やドラッグストア、家電量販店、家具、スポーツ用品、書籍、ディスカウントショップなど、それぞれの専門分野に特化した商品が集められた小売業のことを指します。 扱う商品分野の専門知識を備えた上、品揃えも豊富、価格も安価と三拍子揃いで、百貨店やスーパーを脅かす存在にまで成長しました。
消費者のニーズや流行を見極め自社で商品開発、製造、販売を効率よく行うSPA(製造販売)方式を導入して成功を収めた衣料品専門店、売上高・店舗数ともに急成長を続けるドラッグストア、都心部に大型店舗を構える家電量販店などが利益を伸ばしているほか、ショッピングセンターや百貨店内にテナントとして出店し、店舗拡大を進める企業も多く見られます。
しかし、各分野とも寡占化が目立ち、利益率確保のために資本・業務提携を進める企業も少なくありません。 そのほか、海外出店やインターネットでの通信販売など、収益アップにつながる新たな取り組みも始めています。